【ストーリー】第7話山梨へお引っ越し

query_builder 2022/06/21
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さて私が6歳の頃、東京の調布市から山梨県に引っ越す事になりました。


理由は子供の体が強くなかった事と、父が犬を飼いたかったから。


標高1003mの山の中腹に家があり、雲はいつも下にありました。


家の前は晴れてても、下山する時雲の中を通って行き、抜けると雨が降ってると言った感じでした。



人よりも動物の方が多く、空気が薄くて澄んでいるので、月や星がとても大きく綺麗に見えました。



山梨に知り合いは居なく、引っ越し早々山梨の洗礼を受けました。



よそ者を受け入れない風習があり、水道ガス電気を入れてもらえなかったのです。


色んなとこに行っては頼み込んで頼み込んで、頭を下げて、ようやく舌打ちされながらやってもらうという感じでした。




当時平成の時代に、隣町でカラオケボックスを作る作らないで大揉め。



カラオケボックスなんて作ったら不良が増える!

というシュプレヒコールをしている住人を見て、家族でドン引きしましたww




昭和40年代にタイムスリップした様だと、当時母が言っていました。





コンビニもスーパーも隣町まで行かないと無く、最寄駅まで行きは15分、帰りは1時間半。




山だからね、行きは下りだから滑るように行けるんだけど、帰りは登りだから登山なのw




1人が好きだった私は毎日山の中で遊んでいました。



山梨には当時学童が無かった為、学校が終わったら基本1人。


両親は22時過ぎないと帰ってこないし、兄2人は部活と塾でいないのです。



オヤツを作って置いといてくれる様な家では無かったので、お腹が空いたら山に行って木の実や葉っぱを食べて、花の蜜を吸っていました。




本能でわかるんです。

食べられる物と、食べてはいけない物。


(今はもう出来ませんよ😂)



というか、お腹空いたなぁと思うと、木の実が空から降ってきたりしていました。




当時はそれが当たり前だったからなんとも思わなかったけど、今思うと本当に不思議…




山の中は危険も多いです。


熊、猪、狐、蛇がそばにいますからね。




常に第六感を働かせていなければならなかったんです。


殺されちゃうからね笑



それでも私はあの山に愛されて、守られていたなぁと感じます。



それはまた次回詳しく😊

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mimoza8

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